ご挨拶

日本家族看護学会第25回学術集会
会長 長戸 和子
(高知県立大学看護学部 教授)

このたび、日本家族看護学会第25回学術集会を2018年(平成30年)9月1日(土)・2日(日)の2日間にわたり、高知市文化プラザかるぽーとにて開催する運びとなりました。

第25回学術集会のメインテーマは、「家族看護学のグランドデザインへの挑戦」です。この25年の間に、本学会の会員は1600名を超え、家族看護学の教育課程をもつ大学院は6大学に、家族支援専門看護師は50数名となりました。当初は、米国で誕生した家族看護学の考え方を、日本の文化や価値観に合わせて適用するような形で展開されてきましたが、現在では、我が国の研究者や実践者によって開発された家族看護のモデルや理論が構築され、活用されるようになっています。

実践の場では家族看護の果たす役割やその重要性は広く認識されており、社会情勢を見ても、地域包括ケアの時代を迎え、国民が地域で健康的な生活を営むために、家族看護は益々重要性を増していくと考えられます。

一方で、家族看護の経済的価値については、未だ十分に評価されているとは言い難く、その成果をどのように可視化するのか、成果を評価する指標は何か、真に価値ある看護実践であることを示すためには何が必要かなど、多くの課題もあります。

本学術集会では、このような背景をふまえて、家族看護学は今後どのように発展していくことができるのか、発展していく必要があるのか、そのためのビジョンと戦略を参加者の皆様とともにデザインしていきたいと思います。

多くの実践者、研究者の皆様、また、看護職の方だけでなく、さまざまな職種の皆様のご参加を心よりお待ちしています。